春は別れの季節…。
ラジオから卒業の曲が流れたり、番組が終わっちゃったり、
そんなささやかなことで心がそわそわと淋しい気持ちになるもので、
私は春がどうも好きになれない。
とはいえ、学校や会社に通ってた頃からすると
フリーランスで働く身としては毎日会う人も少なく、
近年はそんなにそわそわすることもなかったりするのですが…
今年はとっても淋しい別れが。
子供の担任の保育士さんが3月末でご勇退されるとのこと。
ずっと長いこと保育に携わるベテランの保育士さんで、
それなのにどんな若い先生より一番元気で明るくパワフル、
ダンスもキレッキレ、そして怒ると一番怖い、でもとっても愛情深い先生。
そんな先生の担任クラスになれたことで、どれだけ心強かったことか。
ちょうど不安定な時期の我が子のことでいっぱい相談になってもらい、
頼りっきりでとってもお世話になったので、
突然聞いた退職の話は、急に手すりをはずされたような気持ちに…。
この先生がいれば我が子は大丈夫だろう、という安心感があったので、
正直いうと精神的には身内よりも一緒に子育てしてもらってる気持ちだったかも…。
◯◯ロス、とはまさにこのことで、
なかなかこんな先生に出会えることはないだろうなぁ…と思うのと、
だからこそ最後の学年の担任の子供になれて、
私も娘もすごく幸運だったんだなぁ…としみじみ痛感。
親になったことでこうして出会いや別れがあり、
先生やママ友と時に同志のように励ましあい、
こうして親も成長していくんだなぁ、としみじみ感じる、そんな春です。
写真は保育園の前の桜並木。
この桜を見ると、まだ抱っこして通った入園したての頃を思い出す。
この桜を通園しながら眺めるのも、あと2年なのかぁと思うと感慨深い。