言葉は都市を変えてゆく

 

数日前から心が騒がしい。

ずーっと上昇気流に乗って飛行している感じ。

いつもこんな風に突然やってきて心をかき乱すけれど、感謝しかない。

19年ぶりのシングルを、ずーっと繰り返し聴いている。

 

もっと違和感があるかと思ったけど、

すーっと体に入ってきて

「あー、私の中には完全に小沢健二が染み付いているー」と再確認。

 

初めて「暗闇から手を伸ばせ」を聴いたときを思い出す。受験生の頃。

いろんな感情が溢れて、平常心ではいられない。

 朝日新聞のモノローグを読んで胸が熱くなった。

「歴史の連続性、遠い起源」

あのときの私が今に繋がっている。

 

生きていることの意味とか、強い肯定感。

 

渋谷のタワレコやあちこちのHMVで特設ブースが設置されて、

この街に大音量で流れていると思うと、それだけで胸が熱くなる。

今、この東京にあの人がいるんだと思うだけで、幸せな気分。

また宝物をもらいました。

 

 

学生の頃、窓を開けてFlipper’s guitarをかけていたら、

突然アパートの隣の部屋の子が訪ねてきて、Lollipop sonicのカセットをくれた。

「buddy」の発売日には、隣の部屋からも「恋しくて」が聴こえてきてシンクロした。

(ネット通販がない時代、発売日前日に自転車でレコード屋に買いに走った。そんな日が19年後にまたくるなんてね。)

その子ともっと仲良くしておけばよかった…‼︎ 

名前も顔も忘れてしまったけど、今頃彼女も19年ぶりの新曲を聴いているだろうか。

シングルの発売日にね。

 

私の原体験

 

#ozkn #小沢健二 #流動体について